
| 社 名 | 株式会社 アスコフーディコーポレーション |
|---|---|
| 所在地 | 〒650-0034 兵庫県神戸市中央区京町71番地 山本ビル4F |
| 代表取締役会長 兼 CEO | 文 弘宣 |
| 取締役社長 兼 COO | 柿添 寛邦 |
| 資本金 | 5,000万円 |


現在『外食産業』は24兆円市場。お弁当やお惣菜などを扱う『中食』の台頭、ライフスタイルの多様化によって、市場のパイは縮小の一途を辿っています。これにより競争は激化。あらゆる業態の新規店舗が次々に生まれています。
しかし、その一方で外食産業には、「お客様の視点」が不足しているのではないかと感じています。企業側の論理や思い込みでは売れないのは自明の理。ですが、たとえ良いものを作ったとしても、それが消費者に受け入れられるわけではありません。
“お客様の行きたいという気持ちを起こすこと”、それがビジネスの基本です。そのためにも「どのようなターゲットに?」「何を売るのか?」ということを追求しなければならない、そう考えています。
店舗戦略を考える上で、フードサービス部門の『旬鮮の房 はたごや』を例にとってみましょう。店舗コンセプトは、“ちょっといいものをちょっといいところで”というものです。背景には、「割烹や料亭は値段が高い。しかし、普通のチェーン展開を行う居酒屋では、すでにお客様の心はつかめない。では、その中間にニーズは隠れていないか」と考えていました。同時に時代の流れや消費者の動向を考えると、ターゲットとなるのは団塊の世代(シニア層)・女性・三世代家族となる。この三つのターゲットの気持ちをとらえることができる形態は、和のテイストを取り入れた日本料理、個室、和服の接客ではないだろうか、と仮定しハード・ソフトを整備。そして、心地よい“空間”の創造ですね。どこでも和食を食べようと思えば食べられます。
そのような状況にあり「接客」や「空間」という付加価値を付けることで、“お客様の行きたいという気持ち”を刺激することができるのです。 このようにして戦略を練り、店舗展開を行っています。
セルフサービスのカフェのなかでも、サービスの質が高いという評価を受けている会社があります。理由は、「ちょっとしたサービス」にあるのではないでしょうか。たとえば、お客様が自ら食器を片づけようとするときに、店員から「そのままでいいですよ」という言葉をかけられる。そうした「マニュアルにない(あるいは、ないと思われる)、ちょっとしたサービス」に、人々は好感を抱き「サービスが徹底している」と感じるわけですね。
当社のサービスは、徹底した教育によりある程度の水準はあります。しかし、まだマニュアル通りという現状認識が私にはあります。最高のサービスは、お客様が欲しているコトやモノを提供することにありますが、それは多過ぎても少な過ぎてもいけないものです。サービスは奥が深く、まだまだ改善の余地はあるだろうと考えています。
2009年までに年商50億円以上達成。これがフードサービス部門の数字的な目標ですが、会社の成長を数字だけで測ることはできません。中身が伴っていることが大切になってきます。
具体的に言えば、一つは投資回収を早くすること。財務体質改善と業務効率化を推進すること、そして人材育成が必要となります。
二つ目は、新規店舗展開。『はたごや』よりランクを上に設定した『ほんじん庵』のような料亭で非日常のサービスを行う店舗展開。他にも「イタリアン」や「食堂」といった形態も視野に入れています。
三つ目は構想段階ですが、分社化。たとえば、フードサービス部門の一ブランド「はたごや」を分社化し、“はたごやカンパニー”を設立する。それによって、ブランドごとに活気を与えていきたいと考えています。企業は肥大化すると動きが鈍くなるという弊害が生じやすい。メニュー企画や営業施策、出店計画などスピード経営を実現するためにも、分社化といった施策を打ち出すことも必要なのでは、と考え始めています。
これからの施策を実現していくことで、フードサービス部門はさらなる成長を目指しています。
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